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G.O(以下O) / 2020年度中途入社 ルビーグループ出向
大学を卒業してから20代のうちは様々な経験を積み、やりたいことを見極めようと、ジャンルの違う2社を経験。エンジニアへの道を決める。
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N.I(以下I) / 2020年度新卒入社 ルビーグループ出向
大学院では建築設計を専攻。ものづくりを学ぶ中でデジタルマーケティングの重要性に感化され、Web業界でエンジニアを志望。
プログラミング未経験から独学でエンジニアの道へ

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- SMNに入社するまでの経緯を教えてください。
- O
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1社目はカラオケ店舗等のアミューズメント施設を運営する会社で店長として店舗研修を経験した後、本社管理部門で給与計算から労務管理、IR広報業務などに携わりました。2社目ではテレビ媒体を中心としたマーケティング支援の会社で、約3年間人事担当として採用・教育業務を行いました。人事の業務は事務作業が多く、エクセルのマクロ等を使った作業効率化を通してプログラミングのおもしろさを感じたのがきっかけでエンジニア職に興味を持ち、2社目を退職して約9カ月間、独学でプログラミングを学んでから就職活動を始めました。そのタイミングで、2社目の元上司(現SMNの人事部長)にお誘いいただいたのがきっかけです。
誘っていただいたのは人事の担当としてでしたが、エンジニア転職を目指している旨を伝えたところ、新規事業担当のエンジニア枠をご紹介いただき、縁あって入社させていただくことになりました。
- I
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大学院での専攻は建築設計で、フランスのプレハブ建築など、構法が徹底的に効率化された建築について研究していました。アルゴリズムを使って空間をパラメトリックに生成するなど、設計プロセス自体をデザインするようなことも学んでいました。EC専門のセレクトショップを運営するスタートアップ企業でアルバイトをしていたことが影響し、ものづくりのプレイヤーになりたいというより、いいものをどう伝えてどう売るかという仕組みづくりの方に興味が向かっていき、その結果Web業界に絞って就職活動を行なっていました。
SMNに惹かれた理由は、インターネット広告事業に主軸を置きながらマーケティングソリューション領域で新たな事業を進めていること、面接で話を聞く中で会社として多様性をとても重んじているとわかったことです。また、マネージャークラスの人でも発想がフラットであること、プライベートと仕事におけるキャリアを分けて考えていて、その両立を大切にしている社員が多いことにも魅力を感じました。
自分たちの考えを
開発に反映できることにやりがいを感じる

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- ルビー・グループへ配属となった時の心境と現在の業務内容を教えてください。
- O
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異動前は新規事業部門に所属していて、クライアントとエンジニアとの間に立って要件定義や仕様策定などを行うPMに近い仕事をしていました。ルビー・グループでは、エンジニアとして自社プロダクトの開発を任せてもらえると聞き、多少不安はありましたが、新しい環境は楽しみでした。
- I
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私も異動前は新規事業部門でOと同様の職務に就いていました。WebアプリやAPI開発のPMOの一人として働いており、システム開発におけるプロジェクト進行の一連の流れは把握している状態でしたが、実際に自分でプログラムを書くことや、システム設計をすることはなかったです。
そのためエンジニアとして異動するにあたり、「ECについてもっと勉強しないとなぁ。仕事についていけるかなぁ」という心境でした。
- O
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ルビー・グループのエンジニアの主な業務内容は、アパレル企業を中心にしたECサイトの構築・運用ですが、私たちはECサイトではなく、ルビー・グループとして自社プロダクトの開発を担当しています。具体的には、ECサイトの売上データをそれぞれのブランドを横断して集計し、過去の売上分析・未来の売上予測を行うシステムや、各ECサイトでの受注を管理するOMS(オーダーマネジメントシステム)の開発を行っています。これらのシステムは、社内の運用担当者やクライアントに使ってもらう業務システムです。担当者へのヒアリングや要件定義から参画し、設計、開発、テストまで幅広く携わっています。
- I
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基本的に開発はOと2人体制で開発しており、必要に応じて上長へ相談・報告している形です。仕様が事前に明確化されていないことが多く、実際に必要な機能は何か、設計段階から自分たちで考えて開発に反映させられるところがおもしろいです。社内にはEC開発に精通したエンジニアや大規模なシステム開発経験を多く持つエンジニアの方がいますので、開発上の相談事は気軽に出来る環境です。また、アパレル業界出身の方や倉庫業務のスペシャリストなど業界に精通した方も多く、実際のシステム運用上の課題を想定しながら設計を進められています。
最新の技術を常に実践できるように
刺激し合いながら常に新しい知識の習得に励む

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- 未経験エンジニアの苦労やおもしろさを教えてください。
- I
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スキルセットが明らかに足りていないなと感じる瞬間はありましたが、あまり気にしないようにしています。みんなが最初は未経験なので、経験を積むしかないと思っています。たとえ経験が少なくても、自ら考えて提案できる土壌が部署の雰囲気としてあるため、経験がないから発言しづらいということは感じていません。
- O
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異動当初は2人ともエンジニアとしての知識や経験が不足しており苦労も多かったのですが、だんだんと減りました。Iとは毎日1時間程度定例MTGを設定し、業務上の相談のほか、新しく得た知識の共有なども行っています。開発の実装方針は自分たちで検討しており、今までに使ってこなかった新しい技術も積極的に取り入れています。業務を進める上で自然とスキルアップに繋がるようないい流れができていると思います。
エンジニアとして必要な知識を広く身につけるため、2人とも4月に応用情報技術者試験を受験して合格しました。Iは業務外での学習もかなり自発的に行っているので、私も負けないようにと刺激になっています。
- I
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自分の友人の多くが社会人になっても勉強を続けているため、それに触発されてという面もありますが、まだ足りないと思っています。新しい技術はどんどん開発されていて、もっと知りたい、おもしろい!という興味の方が強く、勉強することが苦ではなくむしろ楽しいですね。
まずは現在のプロジェクトを成功に導きたい
その先で新たなグループシナジーを創出できたら

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- SMNのグループシナジーに期待していることと今後の目標を聞かせてください。
- O
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エンジニア目線では、技術面での交流があるとうれしいです。コロナ禍のため、なかなか交流という形は難しいかもしれませんが、SMNにはたくさんの優秀なエンジニアがいると思います。会社を跨いだ勉強会などを通して、スキルアップや業務の質の向上に繋がればいいと思っています。
目指していることは、「仕様通りのものをつくる」エンジニアではなく、「本当に必要なものを提案してつくる」エンジニアになっていきたいです。エンジニアはどうしても保身のために「仕様通り」を優先してしまいがちですが、仕様の先にある目的や意義を考えてプロダクトに反映させられるように意識していきたいと思っています。
- I
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例えばデジタルマーケティング(デジタル広告・クリエイティブ・EC)をグループ全体で統合してソリューションを提供するなど、グループ横断で携わるプロジェクトがあるといいなと思いますし、それに参画できることを期待しています。
今、携わっているプロジェクトの価値が認められ、多くの企業に提供することを目指しています。それが実現し、開発チームが増員された際は、開発に従事すると同時にプロダクトマネジメントの立場でも働けるようキャリアを進めていきたいです。そのために、まずは技術習得を第一に意識してプロジェクトに取り組み、知識の習得に励んでいます。