SMN株式会社

採用情報

採用トップSMNで働く人中途入社T.K

データに関わるビジネスに
一貫して取り組んできたからこそ
分析結果を現実世界に適用させていく面白みがわかる

私のSMNでの肩書は「データサイエンティスト」ですが、今携わっている業務は良い意味でその枠を超えていると思っています。所属しているR&D組織a.i lab.は、技術とビジネス双方から独立した立ち位置で、執行役員直下の組織です。そのため、意思決定スピードが早く、個々人のメンバーの裁量が大きい。既存サービスのグロースにとどまらず、新しいビジネスの提案やアルゴリズムの考案などを任せられることに加えて、組織内のタレントマネジメントにも携わることができます。

私は大学時代にデータマイニングの研究に従事し、新卒で受託データ分析会社、その後自動車メーカーのR&D部門において一貫してデータに関わるビジネスに取り組んできました。 データを利活用したビジネスの面白さは大きく2点あると思っています。

1点目は、自分の頭の中の世界と現実が繋がる瞬間に立ち会えることです。一見複雑に見える問題の本質を切り出して仮説に落とし込み、仮説の正しさをデータ分析を通して検証する。その結果として世に出されたプロダクトやサービスが、自分達が想定した通りに振る舞った時は、仲間とともに喜びを噛み締めています。

2点目は、関係する色々な人の考え方・意志の方向性が一つに定まり、大きな「渦」になるプロセスに立ち会えることです。何か新しいことに取り組む時は、結果が不透明で、リスクを伴います。初期の段階では、関係者・組織の考え方や利害関係がまちまちで時に衝突も起きますが、データ分析が導き出した無視できない材料を前に粘り強く議論を重ねることで、徐々に皆の考え方の方向性が一つに定まり、やがて大きな「渦」が生まれます。方向性が定まった組織は外乱に強く、また少し先の自分たちの未来まで見通すことができるようになります。

このように、多くの人と関わり、データを通して「自分の頭の中と現実世界」そして「過去と現在と未来」を行き来することが、データを利活用したビジネスの面白さだとこれまでのキャリアを通じて感じさせてもらってきました。ただ、自分一人だけで物事を進めていくのには限界があり、たくさんの仲間が必要です。a.i lab.はプロフェッショナル集団で、それぞれが違うバックグラウンドの下、卓越した技術を持ち合わせています。そんなメンバーが相互に補いあいながら、目的に向かって突き進み、事業も個人も成長していけるような強い組織作りをしたいと思っています。

img7_1-1

自分自身の技術力の向上と経営層とのやり取りから
自分なりのR&D組織を体現したいと思った

データアナリストとして新卒入社した会社では、インターネット広告を主事業とするクライアントを担当させていただき、国内有数のビッグデータに触れました。主業務に加えて勉強会や分析コンペへの参加など行い、刺激的な毎日を送っていましたが、新規サービスに携わったことをきっかけに、より深くプロダクトに関わりたいという思いが高まり、自動車メーカーのR&D部門へと転職しました。

そこではコネクテッド戦略担当にアサインされ、市場調査から技術戦略の立案、新規事業の企画推進から組織体制の検討・整備など多岐にわたる業務に携わりました。大きな組織の中で、数え切れないくらいたくさんの部署や企業と関わり合いながらプロジェクトを進めていく経験から、会社の意思決定は上下と横の情報のやり取りによってなされるということを目の当たりにし、自分自身のコミュニケーション力と度胸が鍛え上げられました。海外拠点と仕事をすることも多くあり、1社目とはまた違った事業のダイナミックさがありましたが、大きい組織ゆえに意思決定をするまでに時間がかかり、自身の企画が経営層へ届くまでに鮮度が保てないことにはもどかしさを感じてもいました。また、経営層とのやり取りを通して高い視座で物事を見る経験ができたことで、自分なりのR&Dを体現したい、将来的にはR&D組織を作って事業を率いたいという思いが芽生えました。

そこで次のステージを探しているなか、出会ったのがSMNのR&D組織a.i lab.でした。

img7_1-2

データや技術はあくまでも手段。
データやメンバーの力を借りて社会の人々が
ワクワクするような方向性を発信していきたい

a.i lab.は前述の通り執行役員直下の独立した組織で、ビジネスサイドと技術サイド双方に関わります。もちろん自身の手も動かしながら、技術的な提案や、事業の方向性を様々な部署と議論していきます。そんな中で、私たちa.i lab.がR&D組織として果たすべき役割は、言われたことをこなすことではありません。データや技術はあくまでも「手段」で、それらを活用しながら5~10年後の未来を考え、形にしていくことが期待されています。

ジョインしてからは、SMNが独自に開発したデジタル広告枠の自動入札エンジン「VALIS」のターゲティング性能改善のための調査・研究と、ネット×リアルをつなぐマーケティングソリューションの探索といった2つを主に担当しています。特に後者は、今と未来両方のビジネスに携われているということで、自社を俯瞰して見られる貴重な立ち位置だと思います。

だからこそ、よりよい未来を描けるような部署にしたいと思い、最近は組織の体制作りにも関わっています。またもっと先の未来には、自分なりに導き出した方向性を、データの力を借りながら部署や会社、広く社会の人々がワクワクするようなストーリーに載せて発信していけたらと思っています。

同じキーワードでさがす