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一貫して数値解析の研究に取り組んだ学生時代

大学では、一貫して数値解析学のための基盤アルゴリズムの研究に取り組んでいました。コンピュータ上で数式の計算を行うことは当たり前にできるように思われていますし、実際にC言語等でも初等関数を計算する関数が組み込み関数として提供されています。しかしながら、現在でも、現実的な計算時間では妥当な結果を得られなかったり、高速化の余地が残されていたりする計算課題が多くあります。私は、計算機で計算できる数学を広げていくための、高性能なアルゴリズムの開発を行っていました。

研究の過程で、計算機やプログラミングの基礎を身につけたのはもちろんですが、他分野の人に自分の行っていることをわかりやすく伝える力も身につけられました。また、研究室に在籍する他の学生の指導を任されたことから、個人に合わせた長期・短期の計画を目標達成に向けて立てる重要性も学べました。

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研究からビジネスの道へ
SMNの技術を知って、SMNを選んだ

研究自体は好きでしたが、自分の作り出したものがすぐ世に出る場所の方が仕事としてのやりがいを感じると考え、企業への就職を決めました。また、人や資金の意味で、企業の方が大規模な製品に携われる点も魅力でした。

修士のときにインターン先を探した経験から、就職における企業選びの軸は大方定まっており、まず研究職や研究に近い技術開発ができる企業に絞ってエントリーしました。博士課程の修了と就職活動が同時進行で効率的に企業選びをしていく必要があったので、人材紹介エージェントを利用しました。その時に、紹介されたのがSMNです。

就職活動を始めたとき、広告業界を全く視野にいれていませんでしたが、面談や面接を通してSMNに惹かれる点がいくつか重り、入社を決めました。

1つ目は、技術開発部のLogicad開発に対する姿勢が私の研究に対する姿勢とよく似ていた点です。LogicadはSMNがこれまで丁寧に作り上げてきた製品であり、安定的に稼働させつつも性能向上や新機能搭載のための開発が続けられています。また、広告業界は変化が激しい業界で、扱われるデータも大量なため、システムを磨き続ける必要があると感じます。私の研究は、既存の計算手法をリスペクトしながらも、工夫をしてさらに高性能な計算手法にしていくような研究でした。この製品開発に対する姿勢の近さから、SMNならこれまでの経験を活かして仕事をできるのではと考えました。

2つ目は、就活時は私は情報系の技術者としては未経験の状態でしたが、そこにこだわらず評価してくださった点です。面談での新卒入社した先輩方の話から、きちんと育成する文化があると感じ、安心感を持てました。

SMNのイメージは、就職活動の段階では「ソフトウェアの開発を行うソニーグループの企業」でした。このため、入社後には事業会社としての面を実際に見て少し驚きました。しかしながら、ビジネスサイドと技術サイドが近い距離で協力しながら、世に製品を広めていく雰囲気が私にとってよいものでした。入社してよかったです。

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自分の携わるプロダクトの技術とビジネスを知り
広い領域を任されるような存在になりたい

現在は技術開発部に所属し、研修としてLogicad内部のアプリケーションにおけるコンテナ化の検証を行っています(注:本インタビューは8月に行われました)。
Logicadを構成するアプリケーション群を理解し、コードを読み書きしながら、実用に耐えうるようにアプリケーションを再構築します。また、コスト・パフォーマンスの検証も行います。こういった目の前のことを自分なりにこなしながら、業務に慣れていっている段階です。

技術開発部での業務以外では、入社時にビジネスサイドの同期と一緒にデジタルマーケティング研修を受講しました。今のインターネット広告業界について理解でき、エンジニアリングをする上でも参考になる知識を得られました。また、ビジネスサイドの同期と研修を通して交流が持てたので、これから仕事のことを相談できる関係になれたのも意義がありました。

これからは、まずは自分のできることを増やしつつ、技術開発部の中やのみならず他様々な部署から技術・ビジネスの相談を持ちかけられるような存在になっていきたいと思います。既存の部署の枠組みにとらわれず、例えばa.i lab.が実施している仕事も手がけられるような、幅広い領域で活躍できるエンジニアになりたいと考えています。

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