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【脱帽の前のめりな姿勢】ありのままの自分の価値観をさらけ出せる環境で奔走する新卒1年目の人類学者

2019-02-22

Column

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。

2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。

今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMNの2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。

第二弾は弾ける笑顔が特徴で常に明るく元気にマーケットを駆け回っている神田様へインタビュ―を敢行いたしました。インタビュアーも終始驚いた常に前のめりな姿勢。そんな彼がなぜSMNへ入社を決めたのか、何を目指しているのか、いるだけで周囲を明るくしてくれる屈託のない笑顔の裏側に迫ります。

神田凌吾
東日本統括部
幼少期からサッカーに没頭し、指導者を目指すほど。
自分を高めるべくカナダの大学へ留学。
大学時代にはバイトで英語の先生として活躍。
現在は営業や広告出稿の運用メンバーとして日々奔走中。

(取材:株式会社AMBAI 水野)

人類学にのめりこんだ学生時代

― まずは学生時代のことについて教えてください

私はカナダの大学へ通っていました。通っていた大学はリベラルアーツといって様々な学部を総合的に学べるところで、私はその中で主専攻として歴史、副専攻として人類学を主に学んでいました。その中でも特に没頭したことは北米史や日本史、ヨーロッパ中世史などでした。完全に今の仕事とは関連性ありませんが(笑)。

― 確かに今の仕事との関連性はあまり感じられないですね(笑)。元々歴史や人類学はお好きだったんですか?

元々興味があったわけではありませんでしたね。中学高校の時にインターナショナルスクールに通っていて、そこでは自分で自由に授業が選択出来たのですが、英語ばかり取っていて歴史関連の授業はあまり受けていなかったくらいです(笑)。そんな私ですが、カナダの大学へ進学してから過去のことを学ぶのがなかなか面白いなと感じるようになって。そこで歴史と人類学を専攻したんです。どちらも基本的に過去のことを学ぶので。

― 歴史や人類学を勉強してみてどうでしたか?

気が付いたらのめり込んでいましたね(笑)。特に副専攻の人類学の方が好きでした。人類学はその名の通りで“人”に焦点をあてているところが興味深かったです。
人がまだ洞窟の中で住んでいた時代の植物との関係性などを勉強し、それらが現代にどのように繋がっているのかなどを知れるところとか。時を超えて、過ごしていた時間や住んでいた場所が繋がる感じがたまらないですね。今も休日に人類学の本を読んだりするくらい魅了されています(笑)

― その他に学生時代にしていたことはありますか?

幼いころからサッカーをしていて、かなり没頭していましたね。今もサッカーは大好きですが、大学時代からは選手としてというよりも指導者としてサッカーに携わりたいなと思うようになりました。自分がこれまでに感じてきたサッカーの素晴らしさを、子供たちにも伝えていきたいという想いが強くなったんだと思います。その想いが強すぎて、大学を一時休学し、サッカーの指導者ライセンスを取得しに日本へ帰国したくらいです(笑)。今も、社内のフットサル部には所属しています。

ちゃんと一人の人として人生に向き合ってくれる環境

― そんな神田さんがどのように就職活動をしていたのかは気になりますね。

途中休学して帰国したりもしながら無事に卒業にこぎつけ、そのまま就職活動も海外でしていました。具体的にはボストンキャリアフォーラムという海外の学生や日本人留学生向けの就職活動イベントがあって、そこでいろいろな企業さんと会ったりしていました。そして結果的にSMNと出会い内定を頂きました。

― ボストンキャリアフォーラムというと、多種多様な企業があったと思いますが、企業を選ぶ上で重視していたことなどありますか?

これは就職活動をしている途中から感じでいたことなのですが、ちゃんと一人の人として人生に向き合ってくれる会社を探していました。ある企業さんの選考を受けていた時に、「君、面白いね」みたいな感じで話は盛り上がったのですが、その時点で自分自身で明確にやりたいことが決まっている訳ではなく、迷っていることもたくさんあったので、こんな感じで進んでいって大丈夫なのかと不安になる場面が何度かありました。なのでちゃんと相談ができて、親身になって向き合ってくれる人がいる環境が良いなと考えるようになりました。

― 確かに自分自身と向き合ってくれる人がいるのはとても重要なことですよね。SMNにはその部分を感じたということでしょうか?

そうですね。面接や面談でそれを感じましたね。Skypeを活用して面接や面談をカナダと日本でやり取りをさせていただき、その際にたくさんの社員の方々と話をさせて頂いたのですが、皆の雰囲気がとても明るくて、活気があるのが印象的でした。そして何より漠然としたこの先の人生に、明確にここに進もうと感じさせてくれたのがこの会社だったんです。

印象に残っている話として、私が大学で専攻していた歴史と人類学って、教師や博物館職員などに活かせる選択肢としてよく出るんです。たしかに働きながら更に深く学問を学べる点ではとても魅力的な仕事なのですが、明確にそれがこの先の人生でやりたいことなのかと問われると、正直わかりませんでした。

そんな悩みをSMNの人はとても親身になって聞いてくれて、更に自分が知らないITやアドテクノロジーについて色々と教えてもらったのですが、その話がとても面白そうで、もっと深く知りたいと思ったときに、自分は様々な事を学ぶのが好きなのだと気づいたんです。そして学ぶなら成長している業界と会社がいいなと考えるようになって、業界的にも会社的にも成長しているSMNに就職しようと思いました。

― 会社の成長と自身の成長がリンクできる機会はそうは多くないのでそういう意味ではとても魅力的な環境ですね。実際SMNに入ってみてどうですか??

入社前に感じていた通りですね。上司も自分の考えをきっちりと聞いてくれたうえで真剣に議論をしてくれます。新卒の意見だからと言って軽く扱わず、1人の人として向き合ってくれていると感じています。人類の歴史の話なども嫌がらずに笑って聞いてくれますよ。(笑)

正直仕事が絶好調というわけではなく、まだまだ上手く行かないことも多くて、さりげなくまだまだできることがあるんじゃないかと感じさせてくれたり、時に厳しいことも言われたり、一人の仲間として向き合ってくれていることを自然と感じさせてもらっています。

新卒1年目の未知の業界での日々

― 今は運用業務をされていますが、配属当初は営業として活動されていたとか。アドテクノロジーの業界は覚えることもたくさんあって大変じゃないですか?

そうですね。仕事はまだまだそこそこ。全然満足できる感じではなくて、まだできるという感じです。まだまだ自分には出来ることがあるのではないかと日々考え続けています。

ー アグレッシブですね。前のめりというか。そういられるのはなにか大事にしている考え方があるのですか?座右の銘的な。

「今を生きる」ということですかね。これもあくまで個人の考えですが、人は結局今目の前にあることしか出来ない気がしています。少なくとも私はそうです。だから今目の前にあることにまずは向き合うことが大事かなと。それが将来に繋がっているのか繋がっていないのかはわかりませんが、目の前のことに一生懸命向き合っていると自ずと未来が形になっていくと信じて今を生きています!ちょっとカッコつけすぎですかね(笑)。

― 何事も行動し続けるしかないですもんね。没頭できていますか?

そうですね、これまで勉強していたことや趣味と全く関連性がない未経験の世界だからこそ没頭できるのかなと最近感じています。関連性があると休みの日まで仕事の事を考えてしまいそうじゃないですか(笑)。これはあくまで自分の考えですが、仕事とプライベートは分けて考えて、自然といつの間にかそれぞれでやっていることが繋がるほうがストレスを感じない気がしています。自然と昔と今がつながる人類学のように(笑)。その方がありのままの自分でいられるんですよね!

― プラス思考!神田さんのありのままの自分とは?

自分の価値観を大切にして生きている自分ですね。例えば、自分に偽りなく良いと思えるものを良いと胸を張って伝えられることが、ありのままの自分でいられることかなと。

そう思うようになったきっかけは、大学時代に少しやっていた英語の先生のアルバイトです。

英語って自分自身、学んでいて良かったなと思えるものの一つで、それを子供に教えられたら楽しそうだなと軽い気持ちで始めたんですが、それがなんと予想以上に楽しかったんです。自分が良いと思うことをストレートに人に伝えるって自然に熱も入りますし、それがうまく人に伝わったときは本当に嬉しかったですね。毎週土曜日に教えていたのですが、金曜日の夜は遠足前の子供みたいにワクワクしすぎて寝るのが大変なぐらいでした。その時の感覚が今でも忘れられなくて仕事でもそうありたいと思っています。

ありのままの自分でいられる仕事を目指して

― 良いと思うものを人に伝えられる状態がありたい姿なんですね。今担当している自社のサービスはどうですか?自分が良いと思うものを広告で広められるという意味でやりたいことに近いのではないですか?

そうですね。ただ、まだまだジレンマを感じることも沢山あります。自社サービスであるLogicadの営業や運用業務を担当させていただいていて、営業ではお客様先に直接訪問し、新機能の紹介や課題のヒアリング、新規提案活動などを行っていたのですが、自分の未熟さを日々感じています。

例えば、自分がいいなと思う商品の企業様に飛び込んでいってご提案をさせて頂いたりしていたのですが、なかなか企業様のお目に叶うご提案に至らず、広告配信しようというところまでこぎつけられないことが沢山あります。この商品は是非もっと広まればいいなという思いがあるのにそれが叶わない。これはすごくジレンマですよね。

勿論、業界的に自社のサービスが向き不向きもあったりしますが、それでも諦めずに常にアンテナを張って、良いなって思う商品や広告があったりすると記録に残すようにしています。なにか打開策があるのではないかと。まだまだ世に広められそうな良い商品があるのではないかと。

 道半ばという感じでしょうか?

そういう意味で新規顧客の開拓はまだまだ壁だらけですね。我々の事をご存知ではなかったり、ご存知でも今は必要としていないという企業様にお会いさせて頂く機会もしばしばです。しかし、だからこそ挑戦する価値があると思っています。すぐに結果が出るに越したことはないですが、企業様が自分の提案で振り向いてくださったらどんなに嬉しいか。また案件が決まるまでが長いビジネスでもあるので、その分逆にお互いのことをじっくりと知っていけるチャンスが多いと考えています。そういうプロセスを大切にしてパートナーとしてのお付き合いが出来ることを日々イメージし、若手らしく元気に頑張っています!

― ポジティブな考えで神田さんらしいですね!それを達成するために、何か工夫とかあるんですか?

やはり人と人との関係構築なので先ほど述べたような良いものを良いと伝えるという価値観は特に大切にしていますね。例えば、営業は自社サービスであるLogicadを使っていただくことが最大のミッションではありますが、お客様が求めていることは課題解決です。Logicadはあくまでその課題解決のツールでしかありません。その意識を忘れずに、決して押し売りをすることなく、常にお客様目線で提案することがお客様との深い関係性を築いていくのだと信じています。お客様に寄り添える営業というものを目指していきたいですね。

― ぜひ寄り添う営業になってください!笑顔が素敵な神田さんの未来が楽しみです!

笑顔には自信があります(笑)。私自身も将来は楽しみですし、その将来を創っているのは今の自分の行動なのでどんどん営業としてお客様のところへ行きたいと思っています。社内にあまりいない人を目指してやっていきます!(笑)。
また現在は新たに、広告出稿に関する運用の業務にも携わらせていただくことになったので、これまでとは違う成長が出来るのではないかとワクワクしています!今を大事に1つ1つ経験として積み上げていきます!

取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
常に前向きに、周囲の人を笑顔にする神田さん。行動し続けることの大変さをものともせず、結果もさることながらプロセスにもこだわる姿勢には脱帽でした。困難もあるでしょうが乗り越えいくのだろうと信じたくなる魅力的な方でした。取材の合間にホモサピエンスの話などをしてくれたのですが、その姿がとてもキラキラしていて、笑いながら人事部メンバーと掛け合っている光景にとても癒されました。突き進め!ポジティブマン!!

本件に関するお問い合わせ先

経営企画管理部 組織開発課 採用担当者