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【ツッコミを科学する!?】人の感情や行動を動かす広告に魅了された若きサムライ

2019-03-13

Column

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(以下、SMN)は、ソニーグループのマーケティング・テクノロジー会社として、確かな技術力と豊かな発想力で、最先端の広告配信サービスを提供している。主力事業であるDSP(Demand Side Platform)は、20TB相当のビッグデータ高速処理技術と自社開発の人工知能エンジンを基盤に成長を続けており、マーケティング領域での新規事業も展開している。

2000年設立、2015年東京証券取引所マザーズ上場。

今回はそんな事業が急成長、急拡大を迎えているSMNの2018年度新卒1年目の社員に焦点を当て、インタビューを敢行しました。今後の飛躍の一端を担う次世代メンバーが、いかにしてSMNに入社し、現在どのような想いで日々活動しているのかなどを赤裸々に本音で語ってもらいました。今後の期待の若手メンバーの“素顔”が今回明らかになります。

第十七弾は、現在広告出稿の運用業務に日々奮闘している小泉です。大学時代に部員ゼロの部活を見事復活させた経験もある彼が、一体どのような経緯でSMNへの入社を決めたのか、現在はどのような想いで働いているのかなど普段見ることが出来ない彼の素顔に迫ります。

小泉大樹
東日本統括部
大学時代には部員ゼロのスピードスケート部へ入部。
大学三年生の時にインカレ3位の成績を残す。
就職活動を通じて人を動かす広告に魅了される。
現在は広告出稿の運用業務に従事。

(取材:株式会社AMBAI水野)

人の感情を動かす「広告」に興味を持って入社を決めた

- 本日はよろしくお願いします!さて、早速ですが小泉さんは現在現在はどのようなお仕事をしていますか?

今は広告の運用業務を行っています。入社してからしばらく行われた研修の終わり頃に配属希望を聞かれるのですが、運用をやると広告業務全体の理解が進むだろうと思ったので、配属を希望しました。

- 実際業務を始めてみていかがですか?

ある程度手法が確立されているので、それを早く習得しなければというのが半分、自分に何ができるだろうかと思うのが半分ですね。決まったことを実行するのは誰でもやれると思います。だから確立されている部分は学びつつ、自分の貢献できる部分を見つけていきたいという思いが高まってきていますね。誰でもできることだけにとどまってはいけないと思うので…。

- なるほど。その思いは形になってきているのでしょうか?

まだ具体的にはなってないですね…。でも考えていることはあります。会社のビジネスモデルや売り上げの仕組みを理解してきたことで、「もっとこうすると売り上げに貢献できるんじゃないのかな」とか、そのためには何が必要かとか、じゃあ現状何が問題かとか結構自分の中ではっきりしてきた感覚はあります。

ただ組織である以上、文化があってそれを支持している人がいるので、それを否定するところから入るのって変化を起こすのに有効的な手段ではないなとも思うんですよね。インパクトを出そうとするなら、口で言うのではなくて形をつくって結果を出しちゃった方がいいのかなぁと。とはいえそれを実現するにはまだまだ自信も経験もないので、難しいです。プロジェクト的なものは密かに考えているのですが…。

ー 新卒でそんな風に考えられているのってすごいですね…。

あくまでも事象が変わることが目的であって、その有効手段が「否定する」ことではないと考えて辿り着いたのがこの結論だったんです。幼いころから両親に「無駄なことはするな、休んでいるのと一緒だ」と言われて育ってきたからかもしれませんね(笑)。

ー 休んでいるのと一緒(笑)!例えばどういうことでしょうか?

例えば、私は幼いころ絵を描くのが好きだったんです。で、何かの絵を描いたとき色を塗っていない箇所があるとするじゃないですか。そうすると「色を塗っていないスペースがあるのはあり得ないだろ。そもそも紙の色をしているのは紙以外存在しない。だからそこに紙以外のものを描くんだったら、紙の色が残っていちゃだめだ。」と親に言われて(笑)。

何事も経済が関与していて、その対価に見合うことをしないと、その物体や自分自身のやったこと自体が意味のないものになるっていう教えだったと解釈しています。変わってますよね(笑)?でも当時の自分はその親の考えに、すごく納得出来ていたので、絵を描いたらめちゃくちゃ色を塗ってました。そんな両親のもとで育ったからか、仕事をする上でもすべての事象の「意味」をとらえることを大切にしています。

- そんな小泉さんがどんな軸で就職活動をしていたのか、気になりますね。突然ですが、何社くらい受けられたのですか?

実はあまり就活はしていなくて、先延ばし思考で留年しようかと思っていました(笑)。ただ何社か受けている中で有難いことに内定をSMNと他に1社からいただけました。

- SMNの決め手は何だったのですか?

どこでもやっていける力を身に着けたいという意識が就職活動中からあったので、内定を頂けたところに行こうと思っていました。ただ、ゴチャゴチャしているのは嫌だなという気持ちがありまして…つまり変に縛りが多かったり、気を遣ったりする職場は避けたいと思っていました。その点SMNは、面接した時にニコニコしている方が多くて安心できる雰囲気を感じました。そのうえで広告自体に興味を持ちましたね。広告を届けることで人の感情が動き、買おうという行為が起きること自体がおもしろいと思い、何で感情が動くんだろう!どうすれば動くんだろう!というところに惹かれて入社を決めました。

部員ゼロ!?スピードスケート部に明け暮れた大学時代

- 話は少しさかのぼって、就職活動前の学生時代はどんな過ごし方をしていたんですか?

大学に入って、スピードスケート部に入って結構一生懸命やっていました。高校までやったこともなかったのですが、入部しようかどうしようかと迷っていた時に、「今、部がなくなりかけています。50年以上も続いているのに人がいません。廃部にする方向で大学から通知が来ているのです…」という勧誘を受けたんです。しかもそれが、40歳くらいのOBの人で!何でこんなことしているんだろう?と思ったのが最初の出会いでした。

- それはなかなかの衝撃ですね・・・。それから実際に入部されたんですよね?

そうですね。でも話を聞いているとすごく熱量があって、感覚的にいいなって思いましたね。卒業して20年経っても「是非続けてほしい!潰れて欲しくないから、誰か入ってくれないか」というくらいに思い入れを持てる部活があるって素敵なことだなと。あとは単純に競技人口が少ないので、ある程度やればある程度のレベルに行けると言われて、それに乗っかって入りました(笑)。

- 実際そのスピードスケート部に入ってみていかがでしたか?

確かに3回生でインカレの団体8位という、他の競技だったらあり得ない成績をとることはできましたね!競技人口が少ないこともありましたが、自分としては大学時代の青春を捧げるほど力を入れていて、結果もついてきたのでとても嬉しかったですね。

- 部の人数はその後増えたんですか?

入部した時には上がゼロだったんですよ!僕の代が2人。それでOBの人にはすごく面倒を見てもらいました。そこから人数が増えまして。今は20人近く部員がいるようになりました!

- 廃部寸前からのよくそこまでいきましたね!そんな小泉さんは学部の活動としてはどのようなことを?

総合人間学部という何をやっているのかさっぱりわからない学部に入学しました。理系・文系という枠組みがない学部です。もともとは完全に理系で、数字が大好きだったのですが、受験の前にふと心境の変化がありまして。数字を扱うよりも、人の感情がどう動くか、行動がどう動くかという実世界の話に興味が深まり、工学部とか理学部より幅広く勉強できる学部を探した結果、総合人間学部に進学しました。結局人の行動とか感情への興味がつながって、SMNへの就職理由にもなっていますね。

人とのコミュニケーションが自分を成長させる

- なんでもできる学部ということなのですが、具体的にはどんな勉強をされていたのですか?

社会学・心理学系の分野でコミュニケーションを扱う研究室に所属し、「ツッコミについて」をテーマにした研究をしていました。

- あのお笑いなどの「ツッコミ」ですか!?

はい。ツッコミに焦点をあてたら、コミュニケーションの分析ができないかと思って対象にしました。ツッコミがどんな機能を果たしているか、話す時の暗黙的な儀礼はどうなっているのか、どういう役割があって社会の秩序が維持されているか…という学説がすでにあるので、参照しながら自分なりにツッコミの機能を分析していました。結論としては、ツッコミはある種の秩序を維持するような機能があるということと、それは次に進むための発展的な解消を可能にするよということでしたね。

- 突き詰めると難しい…(笑)。現在の仕事の話に戻ると、これからどんなことに挑戦したいですか?

まだ具体的に何かこういうことをしたいということは見つかっていませんが、今思っていることはお客様に近いところで仕事が出来たら面白いのではと思っています。ずっと社内でパソコンの画面だけを見ているだけでは、お客様が求めていることをリアルタイムにキャッチすることが出来ないと思うので、定期的にお客様のもとへ直接訪問したり、訪問できなくても電話などで常にコミュニケーションは取ったりしていきたいなと考えています。

営業の方たちだけではなく、運用担当者である自分もお客様とのコミュニケーションをとることでよりお客様の生の声を反映させやすくなり、より良いサービスに繋がる。その結果、自分の成長にも繋がるのではないかと思っています。

- 小泉さんは今後どのような社会人になっていきたいなどありますか?

自分にしか出来ないことをどんどん増やしていって、会社の中で頼られる存在になっていきたいですね。その実現のためには、日々感じている様々な課題に対して、1つ1つ解決していく努力を続けていくことだと思っています。課題にぶち当たると諦めそうになることももちろんありますが、常に侍のように心を乱さず、戦う気持ちを忘れないように心掛けています。

その1つ1つの課題解決へのプロセスの中で、自らのスキルを増やしていくことでなりたい姿へと近づけると信じて日々奮闘しています。いきなり大きなことは出来ないので、コツコツ毎日経験の積み上げをしていくしかないですね!

取材を終えて。 社外インタビュアー水野より
総勢22名のインタビューの最後に伺った小泉さんとお話。私の中では衝撃的なエピソードがたくさんありました。特に部員ゼロのスピードスケート部へ入部を決めたというエピソードには驚かされるとともに、小泉さんの人の想いを大切にする温かい人柄も感じさせられましたね。関西出身のインタビュアーとしては「ツッコミ」の研究に関するお話もとても好きでしたが(笑)。SMNで働く今も、お客様との直接のコミュニケーションを大事にしたいという熱い想いを胸に日々奮闘している小泉さんのひたむきな姿を目の当たりにし、インタビュアー自身も心打たれました。これからも人の感情に向き合う真心が込められた小泉さんらしい仕事っぷりに目が離せません!

本件に関するお問い合わせ先

経営企画管理部 組織開発課 採用担当者