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DSP「Logicad」における初の海外向け配信を台湾にて提供開始
~日本企業の需要が高まる、台湾への広告展開をサポート~

2015-11-12

Press Release

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:地引 剛史)は、DSP(*1)「Logicad」における初の海外展開として、台湾へのRTB(*2)に対応した広告配信の提供を、本日11月12日より開始いたしました。

今回の提供開始は、台湾現地のWebサイトやユーザーに対して広告配信が可能となるものです。台湾の言語である中国語(繁体字)に対応した配信も選択が可能なことから、日本企業は台湾へのPC、スマートフォンに向けた広告プロモーションを、日本国内から実施できます。

現在台湾では、ネット普及率とソーシャルメディア浸透率の高さを背景に以下の傾向が存在し、日本企業における現地への広告配信の需要が見込めます。

1.現地の通信販売における日本企業の商品(サービス)のマーケティング支援
インターネット関連事業の規制が少なく、決済や物流のインフラが整備されていること、また日本の商品やサービスに対して好意的なことから、日用品や食品の通信販売を含めた商業展開が盛んになっています。
この状況から、既に台湾へ進出している企業をはじめ、今後台湾への進出を検討している企業にとっても自社の商品(サービス)を認知、もしくは自社のブランドを醸成する機会として広告配信が重要視されてきています。

2.訪日需要の高まりとともに、台湾の現地サイトへ日本国内の情報を配信
今年の訪日外国人数は、9月時点で1,448万人となり、昨年全体の1,341万人を上回り、過去最高数を更新中です(*3)。近年の円安やビザ要件緩和の背景から、アジア圏からの訪日数が急増するなか、距離の近さなどを理由に、台湾からの訪日も本年1月から277万人を記録し、前年同期比を上回る伸び率(30.7%)となっています(*3)。
旅行者は、訪日前に現地で人気のある旅行情報サイトやブログで、日本国内の情報を収集し来日するケースが多いことから、現地の特定サイトを対象にした広告配信は、訪日需要に対しての有効なプロモーション手段と考えられます。

当社では、今回の台湾への配信を皮切りに、アジア地域をはじめとしたグローバルな事業展開を推進していきます。


ソネット・メディア・ネットワークス 「Logicad」概要

「Logicad」は、大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBにも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォームです。

■「Logicad」の主な機能

-自動予算管理機能

-入札額管理機能
CPA最適化配信、CPC最適化配信、上限・下限CPM設定配信

-配信種別項目
リターゲティング、類似ユーザ、オーディエンスターゲティング、カスタム

-配信設定項目
エリア指定(県、市、区、町、村指定)、ユーザエージェント指定(OS、ブラウザ、 デバイス指定)、配信曜日指定、時間帯別の配信調整、フリークエンシーコントロール、 配信先カテゴリ指定・排除、配信先サイト排除、キャリア・ISP・接続回線指定

-補助機能
クリエイティブ最適化、設定アドバイザー、リターゲティング設置URL集計

■「Logicad」のRTB接続対応先

「PubMatic」(共同運営SSP)、「Google DoubleClick Ad Exchange」、「OpenX Market Japan」、「YIELD ONE®」、「Xrost SSP」、「Microsoft Advertising Exchange」、「MicroAd AdFunnel」、「MicroAd COMPASS」、「AdStir」、「BidSwitch」、「Ad Generation」

■「Logicad」関連サービス

1.「Logicad ダイナミッククリエイティブ」
広告主のサイトに訪問歴のあるユーザーに対し、興味関心が高い最適な広告クリエイティブを自動的に生成、配信します。 特徴は、独自のレコメンドエンジンを搭載し、全ユーザーの商品ページへの閲覧履歴から関連度の高い商品を決定します。

2.「Logicad テレビCMリアルタイム連動型広告配信」>
「Logicad」と、ゼータ・ブリッジの「リアルタイムCM自動認識システム」を連携した新サービス。 特徴は、CM放映直後に、RTBに対応したインターネット広告配信が可能となり、クロスメディア展開における相乗効果が期待できます。ブランド認知、CPA(*4)の最適化と、目的に沿った2つのプランを用意しています。

*1 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム

*2 RTB(Real Time Bidding)
1インプレッション毎にリアルタイムで入札が行われる形式

*3 日本政府観光局(JNTO)調べ

*4 CPA(Cost Per Action)
1コンバージョンを獲得するのにかかった広告コスト(コスト÷コンバージョン数)


ソネット・メディア・ネットワークス 概要

2000 年 3 月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティング・テクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学の3つの技術をコアとし、DSP「Logicad」をはじめとするマーケティング・テクノロジーに関する様々なサービスを提供しています。

本件に関するお問い合わせ先

ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
経営企画部 広報担当