ソネット・メディア・ネットワークス株式会社は、この度『Logicad ダイナミッククリエイティブ』において、DSP(*1)によるインターネット広告配信(バナー広告)に関する実証実験を行いました。
【実証実験 サマリー】 ■内容 ダイナミック クリエイティブバナー(以下、DYC)と通常バナーの効果の違いを検証 ・ 対象業種/案件数:アパレル(通販サイト)/220キャンペーン ・ 期間:2016年3月1日~3月31日 ・ 広告配信方法:通常のバナー広告と、DYCによるリターゲティング配信(*2) ・ デバイス:PC、スマートフォン ・ エリア:全国 ・ バナーサイズ PC:336×280、300×250、728×90、160×600(ピクセル) ・ スマートフォン:300×250、300×50(ピクセル) |
本実験において広告配信を実施し、効果測定を行ったところ、CTR(クリック率)、CPA(顧客獲得コスト)において、通常のリターゲティング配信と比較して効果が見られることがわかりました。
【参考1】アパレル向け 広告のテスト配信結果(※通常バナーを100%とした場合の割合)
また「Logicad ダイナミッククリエイティブ」では、ユーザーが閲覧した商品に加え、その関連商品を「おすすめ商品」として広告掲載しています。掲載方法は、全ユーザーの閲覧商品ページのログをともに、人工知能「VALIS-Engine」によるレコメンドエンジンの自動生成から、閲覧に関連する商品や興味関心の高いものをユーザー毎に決定していきます。
さらに本実験では、掲載された「通常バナー」、「閲覧商品」、「おすすめ商品」の3種類におけるCTR(クリック率)についても、以下の結果がわかりました。
【参考2】掲載商品別CTRの比較(※通常バナーを100%とした場合の割合)
【「Logicad ダイナミッククリエイティブ」実証実験まとめ】
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なお、本実験における検証結果(「おすすめ商品」の「おすすめ度」とCTRの相関性を含む)を、ホワイトペーパーとして下記URLにてダウンロードが可能です。
※「Logicad」導入事例ページ
*1 DSP(Demand Side Platform)
広告主の広告配信効果を最適化するためのプラットフォーム
*2 リターゲティング広告(配信)
広告主のサイトに訪問歴のあるユーザーに限定し、再訪を促す広告を配信する手法
サイトに訪問歴のあるユーザーに対し、閲覧履歴をもとにした興味関心が高い複数の広告クリエイティブを自動的に生成するものです。自動生成をするためのレコメンドエンジンには、自社開発した人工知能「VALIS-Engine」を搭載しています。これにより全ユーザーの商品ページへの閲覧履歴から高精度な分析を可能とし、関連性の高い商品の広告を掲載していくことが特徴です。さらにDSP『Logicad』が提携する広告ネットワークへ、リターゲティング広告を用いた配信を行うことで、クリックやコンバージョンを促進します。
◆主な特徴
1. 高精度なターゲティング技術
閲覧された商品属性項目でユーザーを絞り込み、ターゲティング効果を向上。
2.高度な分析を可能とする独自のレコメンドエンジン
自社開発した人工知能「VALIS-Engine」を搭載した高精度な分析を可能としています。
これにより全てのユーザーの商品ページへの閲覧履歴から関連性の高い商品を決定し、広告掲載をします。
3.広告効果の改善レポート
都度レポートを確認しながら、次のプランを考察する最適なPDCAサイクルを実現します。
4.商品に合わせたバナーサイズとバナーパターンを用意
全5種類のバナーサイズとバナーパターンにより、掲載内容に沿った広告配信が可能です。
『Logicad』は、大規模な配信ログ、オーディエンスデータを高速かつ安定的に処理することが可能なシステムインフラを備え、独自のアルゴリズムを用い、RTBにも対応した自社開発の広告配信最適化プラットフォームです。
DSP『Logicad』
2000年3月に設立。ソニーグループで培った技術力をベースに、マーケティングテクノロジー事業を展開しています。「技術力による、顧客のマーケティング課題の解決」を実現するため、ビッグデータ処理、人工知能、金融工学の3つの技術をコアとし、DSP『Logicad』をはじめとするマーケティングテクノロジーに関する様々なサービスを提供しています。
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
ソネット・メディア・ネットワークス株式会社
経営企画部 広報担当